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7Pay、9月に廃止へ。初期投資に推定140億円の損失を出してまで、7payを作った理由とは【セブンペイ 】

7Payは残念であったのう…。しかしここで切ったのは潔い判断かもしれぬな。

 

7Pay、2019年9月を持ってサービス廃止へ。

2019年7月からサービスを開始したものの、わずか数日でセキュリティの問題のためサービス停止に追い込まれた7Payですが、2019年9月末をもってサービス廃止が決定しました。

元々微妙なサービス、セキュリティ不具合等完全にタイキック状態だった7Payですがここに短い生涯を終えることとなったのです。

www.smallbird.work

不正アクセス対策のため、対応策を講じていたセブンイレブンでしたが、結局のところ7月31日に7idをすべてリセットした直後に廃止を発表するという大企業らしからぬお粗末な結果になりました。

nlab.itmedia.co.jp

なんのためのリセットだったのかのう…。

初期投資費用が大幅赤字!…結局無駄に…。

7Payは2019年2月の決済説明会においても今後のキャッシュレス決済に対応するための「セブン経済圏」の中核をなすサービスとして力が入れられていました。

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セブン経済圏、微妙な店ばかりじゃねえかの…w

そして注目されているのはその初期投資費用です。

以下は2019年2月の決算資料です。

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https://www.7andi.com/ir/file/library/ks/pdf/2019_0404ks.pdf

「金融関連事業」の当初予定収益は80億円の黒字に対し見通しは62億円の赤字、差額は142億円になりました。

この赤字の要因が全て7Payであるとは限りませんが、ひとつの大きな要因として「7Payの初期費用」が挙げられていることより、原因の一つであることは間違いないでしょう。

7Pay廃止は賢明な判断!?

とはいえ、わたしはこれを賢明な判断だと思います。

理由としては同資料の激甘な見通しが挙げられます。

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7アプリの導入率は2019年2月で7.9%でしたが、7Pay導入後は最終的に20%を目指していると説明しています。

しかし、キャッシュレス決済が注目されて乱立される○○Pay決済の中で、還元率が最高でも1%程度の7Payは消費者にとってその優位性はありません。

せいぜいおにぎりが一個もらえるだけです。

20%還元のLINEPayやPayPayにも劣る他、クレジットカードであるKyashにさえ劣る還元率です。ユーザーにとっては7Payを使うメリットは全くないのです。

コンビニに行くことすら無駄と言われるこの時代、7Pay導入効果で2倍の導入率を予測するのはあまりにも甘い見通しなのではないでしょうか。

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何故7Payを導入しなければいけなかったのか

ではそんなお粗末なサービスである7Payですが、なぜ導入する運びになったのでしょう?背景には消費税増税と軽減税率の導入にあります。

2019年10月より消費税増税に伴い、緩和策として軽減税率の導入が同時に予定されています。簡単にいうとキャッシュレス決済をすると割り引いてくれるよ、というサービスです。

以下に詳しく書いてありますのでよければご覧ください。

www.smallbird.work

しかしコンビニでクレジットカードを利用すると、手数料を1%支払うことになります。また、PayPayに代表されるスマホ決済はこれよりは幾分手数料が低いです。

しかしいずれにせよ手数料を支払わないようにするためには、自社でスマホ決済サービスを開発する必要があります。

こうして開発されたのが7Payです。つまり、このサービスはキャッシュレス決済による手数料を払いたくない企業の思惑のため作られたサービスなのではないでしょうか。

キャッシュレス決済は大事だと思うのじゃが、ユーザーのことを考えないかつ欠陥ともいえる商品を売り出したことは致命的じゃの。作らされた技術者には同情するぞい。

 


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